睡眠の性差

眠るために横になっている時間と、実際睡眠に入っている時間との割合を睡眠効率といいます。
二十歳まででいうとほぼ100%の割合で睡眠をしており、満喫しているともいえますが、60代以降となると
8割~7割まで減少してしまう。

こういった変化はどの年代においても女性よりも男性のほうが如実である。

途中でおきてしまう回数(中途覚醒)はほとんどの年齢において男性のほうが多く見られます。
性別でこのような現象がおきることはかなり深刻な問題ともいえます。

たとえば、若い世代において、ベットからおちそうになると寝ながら確認し自然と元の位置に戻ります。
このことを翌朝覚えている人は少ないでしょう。ごく自然に覚醒しまた入眠するため覚えていません。

しかし、60代になるとこの行為によって覚醒してしまうことが多くなります。
また一度覚醒してしまうと再び入眠するために時間を要してしまうため、睡眠不足になり、睡眠効率も減ります。
熟睡したようでも熟睡できておらず、結果睡眠に満足していない睡眠をしていることになります。

一方女性でみると、20代を境に睡眠効率は落ちていくものの、男性と比べるとその差は歴然で
高齢になったとしても深い睡眠を行える事ができるのである。

データで見ていく限りでは男性のほうが睡眠に対して満足度が低いように思えますが、実際はその逆。
じつは女性のほうが睡眠不足による不満を多く抱えており、とくに更年期を迎える女性に対してはその悩みを多く抱えています。

睡眠のリズムについて

睡眠にはリズム、周期があるのです。平均90分周期で睡眠のリズムが一周します。
ここに睡眠の深さの段階を時間軸に示した図があります。
ここでは睡眠段階が1~4あり、その上、覚醒と第一段階の間にレム睡眠という項目を置いています。
研究者によってはこの部分を第一段階にプロットをたて、斜線や網目をつけて、ノンレム睡眠との区別を測る研究者もいます。

レム睡眠は平均して入眠してから90分前後に訪れる性質があります。
ノンレム睡眠からレム睡眠に入るまでの一つの流れを睡眠構成単位として「睡眠周期」と示しています。

夜、人が眠りについてからだいたいこの睡眠周期を4~5回ほど繰り返して朝を迎えます。
こういった睡眠周期、リズムがあるのにもかかわらず、実はその睡眠を構成する睡眠状態は同じではないのです。
特に深い眠りをあらわす徐波睡眠の状態は睡眠に入ってすぐの周期時に多く現れ、
入眠してから2~3時間の間によく集中して現れます。
しかし、その一方で、眼球運動を伴うレム睡眠は、睡眠の後半時、周期を何回か繰り返した後にあらわれ、その時間も長くなっていきます。
とくに朝方にはレム睡眠をしている時間が30~40分ほどで、時間がどんどん長くなる傾向がある。
一日の終わりに行う1睡眠の中で、このレム睡眠とノンレム睡眠はただ単純に繰り返しおこるものではないということがわかります。
これは大人のように夜に1回眠る人の平均データであるが、赤ちゃんのように一日に何回も眠ったり、子供のように昼寝をしたりするとまた睡眠パターンは異なってくる。

睡眠とは

人間誰しも必要不可欠な行動。それが睡眠です。
その睡眠というものはどういうものなのか。少し定義づけしてみましょう。
定義というと難しい感じに思われますが、簡単に、誰にでも想像しやすいように記してみましょう。

「睡眠とは」

睡眠は人間、もしくは動物などの生命体に対して、自身の体の内部より必要に応じて作用されるものであり、
ある一定時間、意識水準を低下させるものである
ただし、睡眠というのは必ず覚醒できることが可能な状態を意味する。
どうでしょうか?
なんとなくわかりますか?
最後に覚醒できる条件を付け足していますが、これは薬物や催眠などによって、睡眠と似た状態になることがあります。
これと区別するために付け足したものです。
薬物や催眠で起こる意識低下は、自身の体の内部より必要としておこるものではないので、それとは別のものに食う別するために必要でした。

また、必ず覚醒できるという条件を付け加える事で、昏睡状態を省くことができます。
動物における冬眠や夏眠などの特殊な状態であっても、覚醒が難しいといえることから睡眠とは別なものと区別しています。

睡眠のついて研究する際には、睡眠時の脳波を調べて様々な状態を区別します。
脳波意外にも眼球運動や筋肉の電気量などを調べる事で調べる事ができます。
それらを行う事によって、睡眠時の意識の低下状態などを調べる事ができます。
複数の事柄を同時に記録する方法としてポリグラフ法というものがあります。次はその睡眠測ることについて述べていきます。

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安眠保護のための見張り番

睡眠中も安眠、安全をほごするために見張り番システムが構築されているのである。
だから睡眠は「覚醒可能」であるという事が定義づけられているのだ。

しかし深い眠りになるとこのシステムの質が落ちる。
眠気の欲求が強いと覚醒欲求と葛藤が起こり、あとはおきようとするやる気の問題だったりする。

睡眠中の人に小さな音を聞かせると脳波が大きく反応する、このことをK複合という。
物理的刺激だけでなく、人の声でも反応する。意味のある言葉であると反応は鮮明である。

また熟睡している人に対して閃光を当て、気付けばスイッチを押すという実験でその認知度合いや間違い度合いを調べるテストを行ったが、第一段階のうとうと状態の際は80%の正しい反応を示し、認知度合いは92%と高水準であった。
第2段階となると正しい反応は29%まで低下し、認知率も38%まで低下。第3段階以上になると殆ど反応を表さない。

しかし熟睡してから1時間半ごとに訪れるレム睡眠の時は48%正しい反応を示し、認知率も70%近くまで上昇する。

睡眠してから第3段階~4段階になり、3時間ほど深い眠りがつづく。
この間は熟睡であり反応が鈍い。
しかし1時間半ごとに発生するレム睡眠、つまり睡眠保護のための見張り番システムが発動されて安全を見守るのである。

しかし、レム睡眠時の反応には個人差があり、まったく反応を示さない人もいれば、敏感に示す人もいる。
中には夢と混同していて、現実との区別がつかない場合もある。
このことをゆめのとりこみ現象といい、それによって答えが遅くなることを混同効果と呼ぶ。

レム時においては認知していても行動ができなかったりと、この反応だけで眠りの深さを決めるのは困難だ。
しかしレム時において、反応に刺激を持たせる事で、正確さが大きく変わる。
例えば足に電気ショックをしながら行ったり、また赤ちゃんの声におきる母親もその類だ。

つまりレム時において1時間半ごとに訪れるのは必要なときにいつでもおきれるチャンスを作っており、おきる必要のあるないを取捨選択できるのだ。
熟睡をするために、無駄におきる必要のないように、見張り番を巡回させる。この見張り番が無駄な起床を生まないように管理しているため安眠できるのである。

レム睡眠とノンレム睡眠

今まで脳波で眠りを測ってきたものが1953年より劇的にかわります。
レム睡眠というものが発見されました。
それは眼球運動や骨格筋の電位を測る事でわかる眠りの方法です。

眠ってから1時間半前後に脳波はα波とθ波が混在しながら登場します。
それは入眠期にとても似ています。

ですがまどろみ状態とは異なり、眼球が閉じたまぶたの下で激しく動き出しているのです。
この眼球が激しく動く運動をレム(rapid eye movement)と言います。これは特別な装置がなくても誰にでも観測できます。

この眼球運動は覚醒レベルと似ており、興奮している時は激しく、安静にしているとゆっくりになる。
このときの状態をセム(slow eye movement)と言います。睡眠紡錘波が現れる際は停止します。

眠りについてから1時間半の睡眠状態であれば、普通であれば安静している状態なので、セムになると思うのだが
そこはまったく逆になっています。
昔はこの状態を逆説睡眠と呼んでいたようですが、最近ではレムを伴っていた睡眠=レム睡眠、それまでにわかっていた睡眠状態をレムではない=ノンレム睡眠、というようになりました。
人間におけるレム睡眠時の条件というのは
・まどろみ状態の脳波であること
・レム発生
・骨格筋(おとがい筋)の脱力
これが揃ったときであると定義される。

ノンレム睡眠からレム睡眠になる際、脳波はうとうととやや浅い睡眠の状態である。
骨格筋の電位はそこで一気に低下する。そしてまもなく眼球が激しくうごく、レムが起こるのである。

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